気象庁では毎年、全国の気象台や測候所において、初めて霜が降りた日「初霜」や、初めて氷が張った日「初氷」等の季節観測を、職員の目視により実施してきた。
しかし近年、アメダスや気象レーダー、気象衛星ひまわり等の最新の観測技術を用いるコトで、客観的かつ定量的に観測できるため、
令和７年度の冬シーズンから「初霜」＆「初氷」の目視観測が終了したようダ。
福岡では12月に「初霜」「初氷」が観測されたのだか、これで最後になるのか……。
他にも脊振山の「初冠雪」と「初雪」も観測されたのだが、こちらは来年も観測されるコトだろう。
ちなみに「初霜」は、気象台の敷地内にある芝生の上に藁(わら)を置いて、藁に霜が降りているかどうかで観測していた。
そして「初氷」は、結氷皿と呼ばれる金属製のバケツのようなモノに水を張り、水面が凍りつくかどうかを見ていたという。
そんな中、実は「初雪」の観測は、昨年すでに目視での観測から、機械による自動観測に変わっていたようダ。
この「初○」のような推計気象分布等の面的気象情報は、日本全国で網羅的に提供できるようになってきており、気象庁ホームページ等で提供してるらしい。
ところで、観測技術が向上したから「目視による観測及び通報を終了する」というのは理解できるが、桜のような「開花宣言」をする目視も、けっこう判断が微妙だと思うゾ。
まぁ、そのくらい風情か遊び心は残してほしい気もするけどネ。
オイラとしては、夜になると走り回る暴走バイクの爆音を聞くと「春」の始まりを感じるコトがある。
一足先に 頭の中が「春」になった馬鹿者が、春の訪れを知らせて回っているようだが、この観測は正しいとは限らない。（^_^;）
