キリンホールディングスが、味が変化するスプーン「エレキソルトスプーン」を開発した。
　舌や口腔内に電気を通すことで塩味などを実際より強く感じられる「電気味覚」効果を活用しており、減塩食に満足できない人々の食習慣改善に貢献するコトが期待されている。
　柄にある電源ボタンで、電流の強さは４段階から選べるようダ。

　エレキソルトスプーンは電池が入る柄の部分が大きい以外は、重さも含め一般的なカレースプーンに近いサイズである。
　ちなみに、はし型の実験機もあるようだが、ニーズが最も高いスプーン型の開発・販売を先行させたらしい。
　スプーンは水洗いをする際、先端部分を取り外すコトが可能である。

　そういえば、昔の対決型料理漫画で「味わった事のない料理」を作ろうとして、主人公のライバルが舌に電気信号を送る方法で新しい味を作ったというエピソードがある。
　アイデアとしては、多くの人が考え付きそうなモノだが、実用化できる時代になったんだナと思う。
　漫画では、電気信号による新しい味の料理を作ったモノの、結局は料理の審査で主人公に負けるのだケドね。

　それにしても、ドローンや犬型ロボットなどの革新的な発明は、しばしば軍事利用されてしまうコトが多い。
　エレキソルトスプーンを改良して、兵隊に少量の食物で満腹感を与える味を作らせたりして……。
　又は味覚を利用した拷問で、自白の強要をさせたり……。
　「口の中をセロリやピーマンの味だらけにされたくなかったら白状しろ!!」とか？(^_^；)