綺麗なツツジの花が見られる季節になった。
　子供の頃はツツジの花を摘んで、根元を吸って甘さを感じる遊びをしていたモノだ。
　親には「ツツジには毒がある」と注意されていたのだが、当然のように信じていなったし、毒など気にもしていなかった。

　ちなみに、ツツジの仲間は全て毒を持っているというワケではないのだが、毒のある種類のレンゲツツジと毒の無いツツジとの区別は難しい。
　特に、この２種類が混じって咲いているトコロもあるので、ツツジの蜜は吸わないに越したコトはないようダ。
　レンゲツツジを食べて、食中毒になってしまった事例もあるしネ。

　厚生労働省の「自然毒のリスクプロファイル」には「レンゲツツジは、グラヤノトキシン類を含み、欧米では花の蜜を吸った児童や馬、羊などの家畜の中毒が報告されている」とある。
　海外では、このグラヤノトキシンを含んだハチミツが採取され、中毒を起こしたコトが報告されている。
　東京都福祉保健局や各自治体のホームページなどでも、レンゲツツジは「間違いやすい有毒植物」と位置付け、注意喚起しているノダ。

　症状は数時間で眩暈(めまい)や嘔吐、中には重篤な中毒症状を起こす場合もあるという。
　オイラは少量だったから大丈夫だったのカナ？
　ツツジはトモカク、土筆(つくし)や蕨(わらび)は今でも食べる習慣があるが、これも軽い毒を含んだ植物である。
　毒も少量なら薬になる と、勝手に脳内変換して、悪食は続くんだろうナ。（^_^;）